精密板⾦加⼯向けTIG溶接⽀援ロボット Co TIG Welders

精密板⾦加⼯向けTIG溶接⽀援ロボット

Co TIG Welders(CTW)は、ユニバーサルロボット社の協働ロボット、URシリーズを使⽤したTIG溶接⽀援ロボットシステムです。

ティーチング時間 約1/10

TIG溶接専⽤のアプリとダイレクトティーチングの組合せにより、
ロボットの経験や知識がなくても短時間でのティーチングが可能。
多品種少量⽣産の現場でもご活⽤頂けます。

WHAT’S DIRECT TEEACHINGダイレクトティーチングとは

ロボットアームを直接掴んで⽬標となる地点まで移動させ、そのポイントを記憶させる教⽰⽅法です。
直感的な操作で専⾨知識も不要なので、導⼊したその⽇からお使いいただけます。

素早いセットアップで、すぐに⽣産

納⼊からセットアップ完了まで、約半⽇です。
導⼊した⽇の午後にはロボットを使った溶接が実現します。
基本となるパッケージに加え、溶接定盤および治具、溶接機までセットでの販売も可能です。

REASONユニバーサルロボットを選ぶ理由

デンマークのユニバーサルロボット社は、協働ロボットにおけるリーディングカンパニーです。
オープンソースで柔軟性が⾼いソフトウェアなので、UR+に代表される様々な周辺機器やアプリケーションとの組合せで、
多くの分野の⾃動化に応⽤可能です。

世界初の協働ロボット
全軸±360°の回転
繰り返し精度 ±0.03mm以内

UR+ Solutions に適合したシステム

CTWは「お客様の課題を解決するために標準的なソリューションをオールインワンで提供するパッケージ」として、
ユニバーサルロボット社が定めるUR+ソリューションに適合しています。
これはTIG溶接のシステムとしては⽇本初です。

様々な⽤途に応⽤可能

世界中で400種類を越えるUR+適合アプリケーションが販売されています。
これらを利⽤する事で、⼀台のロボットを複数の⽤途で使⽤する事も可能です。
弊社では、サンディングやグラインダー、ヘアライン加⼯などをご提案しています。

SOLVECTWで解決できる課題

溶接の⼈⼿不⾜

これまで溶接をしたことがない⽅でも、
CTWを使って⼿軽に溶接作業を⾏うことができます。

次世代への技術継承

熟練の職⼈の経験値と勘に頼っていた溶接のノウハウをロボットで可視化し、次の世代へ継承します。
また、職⼈はより⾼度な技術を要する作業に専念できます。

ロボット溶接に興味があるが
経験者がいない

直感的に扱う事のできるURロボットと専⽤アプリにより、ロボット未経験者でも短期間で操作を習得することができます。

品質のばらつきがない

ロボットで溶接する事で常に均⼀な仕上がりになり、仕上げなど後⼯程の効率化に繋がります。

FEATURECTWの特徴

3つの溶接機能

①通常溶接
始点と終点をティーチングすることで、その2点間を溶接します。

②ピッチ(タップ)溶接
溶接する⻑さとしない⻑さを任意に設定する事で、始点と終点間で連続してアークをON/OFFします。

③クレータ機能
アップスロープとダウンスロープの時間を設定する事で、溶接機と連動して始点と終点でクレータ処理ができます。

独⾃開発の専⽤アプリ

タッチ操作で直感的に扱える、TIG溶接に特化したアプリを開発。
ピッチ溶接やクレータ機能など、実際の作業シーンに⽋かせない機能を搭載しています。

使いやすいURロボットの操作機能

ダイレクトティーチング時にトーチ⾓度が振れてしまわないよう、任意の軸を固定したまま移動させる事ができます。
また、ペンダント上の⽅向キーによるロボットの操作も可能です。
これらはURロボット標準の機能です。

スムーズなフリードライブ

URロボットは⾮常にスムーズなフリードライブ操作が可能なので、TIG溶接で重要となるシビアな位置調整も簡単です。
※フリードライブ=ロボットを⼿で持って動かすこと。

外部I/O制御

ポジショナーやバックシールドガスなど、外部機器のON/OFF制御を、ロボットと連動してコントロールする事ができます。

安全機能を標準搭載

協働ロボットとは⾔え、使⽤するアプリケーションに応じたリスクアセスメントが不可⽋です。
CTWは、より安⼼してご使⽤いただけるよう3つの安全機能を標準搭載しています。
これらと合わせて、遮光パネルの設置や作業区画の明⽰など、お客様ごとの現場環境に合わせたリスクアセスメントをご検討ください。

シグナルライト

周囲の他の作業者に、ロボットの状態を明⽰します。

ロボット停⽌中

ロボット稼働中

ティーチング中

⾮常停⽌(ブザー鳴動)

モード切替スイッチ

ティーチペンダントスタンドに取り付けられたスイッチで、アークのON/OFFやティーチング/プレイのモード切替ができます。

ARCスイッチアークのON/OFFを切り替えます。
OFF状態で動作させる事で、ティーチング後の動作確認ができます。
CMDランププログラム中でアークONのコマンドが⼊っている箇所で点灯します。
動作確認中に溶接箇所の確認ができます。
T/PスイッチT:ティーチング P:プレイ のモードを切り替えます。
シグナルライト、マットスイッチと連動します。

セーフティマット

モード切替スイッチに連動して挙動が変化します。
作業者と、周囲の⽅の安全を守ります。

ティーチングモード時

セーフティマットに乗り、フットスイッチを踏むとロボットがフリードライブ状態になります。
ティーチング作業のエリアを限定する事で、周囲の他の作業者がロボットを動かす事を防⽌します。

プレイモード時

ロボットの動作中にセーフティマットに乗ると、即座にプログラムを停⽌します。
溶接中のロボットへの接近を防⽌し、接触事故から作業者を守ります。

EXAMPLE加⼯事例

CTWを使った加⼯事例をご紹介します。

PACKAGECTWパッケージ

URロボット本体と溶接⽤アプリや安全装置をパッケージで販売しています。
すぐにCTWを使った溶接が始められるように、溶接機や3D定盤まで含めて販売することも可能です。

内容
  • ユニバーサルロボットUR5e
  • TIG溶接アプリケーション
  • ティーチペンダントスタンド
  • ケーブルハンガー
  • フリードライブ⽤フートスイッチ
  • セーフティーマット
  • シグナルライト及びスタンド
  • ノイズカットトランス
  • ⺟材アースケーブル2本
含まれていないもの
  • TIG溶接機、ロボット⽤トーチ
  • 3D溶接定盤(推奨:Φ16 □1000mm)
  • 安全柵、遮光パネルなど
  • 産業⽤ロボットに業務に係る特別教育

Siegmund社製3D定盤

ロボット溶接には、ワークの的確な位置決めが⽋かせません。
3D定盤と専⽤治具を使⽤する事で、容易で確実な位置決めを実現します。
ロボットと合わせての導⼊をお奨めします。